伴走
傾きかけた
午後の光が
川面に集まり
自転車で橋を渡る私を
照らしながら
追ってくる
胸の奥の
悲しみを湛えた湖に
光が射して
一瞬波打ち
私に教える
眩しさは励まし
きらめきは拍手なのだと
渡りきると
光は消えて
見送る声援が
川面から
聞こえていた
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