光る 戻る


遊び疲れた午後の湖面に

おびただしい数の波が光る



湖畔に立つたび

こころのどこかが

何かを恐れている

私に残された日にちより

波の数はどれほど多いか

時間数より

分数より

秒数より



悲しみに打たれていても

生きる日々は光っている

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